最終章「寝台特急よ、永遠なれ!」の巻
8月10日(火)旅行最終日
日程:仙台~自宅
天候:曇り時々晴れ
お世話になった周遊きっぷ。細かい印は下車の証。このエリア9000円で乗り放題。
駅に到着すると同時に目が覚める。「どこの駅かな」と窓から覗いてみる。
「仙台だ。もうこんな所まで来たのか」と思うと同時に上野に着いたら全てが終わってしまうことも思い出した。
現在04:54。もうすぐ夜も明ける・・・。
仙台駅に到着した北斗星。
窓の外を寝ぼけ眼のまま眺めていると遠くから朝日が昇ってきた。夜行列車から見る朝日は格別な物がある。
仙台を発車して見え始めた朝日。05:15頃撮影。
昔、大阪の天王寺から乗った夜行各駅列車「はやたま」は、旧客を使っていて空調もなかったため、
夜間走行中も窓は開けっ放しだった。そんな列車から見た紀伊水道の水平線を昇ってくる朝日は今でも忘れられない。
この朝日を見ながらそんな事を思い出した。あれは・・・高校二年の遠い夏の事である。
おっと、目覚めと同時に催してしまった。ちょっとトイレに行ってくるか。
そう言えば昨日の夜はトイレには行かないで寝てしまったんだよな。息子はオネショしていないだろうか心配になる。
さて、車端のトイレだが・・・・・懐かしの和風便器が!!!!
「豪華寝台特急だがトイレはブルトレ全盛期のままか」とかなり落胆した。
こういう内装関係が客離れの要因になるんだよね。まあ、20年も前に作られた車両だからしょうがないとしても、
こう言うところには綿密にテコ入れして欲しいなぁ。
武蔵野線を走る115系と変わらないじゃんw
一方洗面台はと言うと、こちらは改造がなされている様子。
鏡も三面鏡になっているし、やや進化したデザイン。それでも十分昭和の匂いが漂ってきます(^_^;)
洗面台は・・・まあ合格か。共有のコップが何とも・・ねぇ?
部屋に戻ります。家族はまだ寝静まっている様子。
鍵の閉まるB開放型寝台(コンパート)。何か贅沢。
今回乗った客車は一番後ろの車両。後部の窓からは外を見ることが出来ます。

さて、家族も寝ているし、朝食やシャワーまでは時間があるし、カメラを持って食堂車にでも行ってみるか。
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「食堂」という響きが昭和ですな。
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食堂車「グランシャリオ」。
北斗七星の意があります。 |
早朝なので誰も居ない食堂車。
厨房もシャッターが閉まっています。 |
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もはや生きる化石の食堂車。
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あとで美味しい朝食をお願いしますね。
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シャワーの時間が近づいたので6号車ロビーカーのシャワールーム前で待機します。初めての経験に少々戸惑い気味。
どうしても浴びたい訳では無かったのですが、これも社会経験。説明通りに操作していざシャワールームに。
「シャー」っとお湯が勢いよく出てきます。熱めのお湯が交感神経を刺激して目が覚めますね。
「揺れるので足下に気を付けないと」等の情報をネットで見かけたのですが、それほど揺れは感じませんでした。
シャワーの制限時間は6分間。残り時間が少なくなると警報のようなブザーが鳴るとの情報。
物は試しと残りが一分を切るのを待ちます。「ビビー、ビビー」と緊急警報のようなブザーが(笑)
規定時間を少しだけ残してシャワールームを後にします。
涼しめのロビーカーで缶コーヒーを買い、くつろぎます。
早朝のロビーカーは私一人で貸し切り。丸イスに座りながら遠くの景色を眺め、コーヒーを頂きます。
う~~~ん、何という贅沢な時間なのか。しっかりと堪能いたしましょうか。
缶コーヒーとJR北海道の観光冊子。ここまでの旅を色々と振り返ります。
05:58 ロビーカーに滞在のまま福島駅に到着。東北本線の車両が待機している。
福島駅に待機中の東北本線E721系。2007年に登場の新型車です。
段々と東京に近づいてきます。それと同時にテンションも次第に下がってきます(^_^;)。
まあ、旅の終わりが切ないのはいつものことですが・・・。
寝台に戻ります。家族は爆睡中。そんな連中を起こすかのように「おはよう放送」が。
爆睡中の息子。気持ちよさそうだなぁ
朝の6時半頃に車内放送なんて、なかなか強制的な起こし方でステキ(^^)。
家族のみんな、この放送で目が覚めたようです。
早朝の車内放送(再生時間3分55秒)
寝台でマッタリしている内に06:39、郡山に到着(再生時間42秒)
さて、食堂車もオープンしているようだし朝食にしますか。家族と一緒に再び食堂車に行きます。
北斗星の朝食は和食と洋食の2つのメニューのみ。少食の息子は一人前は食べられないので洋食を3人分注文し、適当に分配しました。
朝食セット。1600円也。
外を眺めながらの朝食。これが下り列車なら北海道の景色なんですがね。現在宇都宮の手前の宝積寺を通過中。ああ烏山線。
北斗星の売店コーナー
宝積寺を通過してあっという間に宇都宮に到着。景色も都会化してきます。テンション右下がり。
宇都宮到着放送(再生時間44秒)
寝台に戻ります。寝具を片付けてのんびり過ごします。二度寝とかが出来るのも寝台列車の魅力。
そこに良いタイミングで車内販売の放送が。サンドウィッチは既に売り切れか。
車内放送(再生時間1分24秒)
毛布のみ残して寝台でゴロゴロします。このまま車内でもう一泊出来ればいいのに。
と、その時気が付いたのですが、毛布に「北斗星」のロゴが。
お持ち帰りしようかな、なんて感情が一瞬だけ脳裏を横切ります。
ロゴ入りの毛布。
やがて死刑宣告のような大宮到着のアナウンスが。残された駅は大宮と上野のみ。
大宮到着放送(再生時間49秒)
そして・・見たくないが見えてしまった京浜東北線の車両が!
すっかり通勤圏内に突入です。
京浜東北線のE233系。ついに帰って来てしまいました。
09:12大宮に到着。雰囲気が微妙に通勤時間帯。
大宮を発車してすぐに荒川橋梁を渡ります。上野までもうすぐ。
荒川橋梁を通過。嫌でも現実に引き戻されてしまいます。
終着駅に向けての車掌案内(再生時間36秒)
そして最後の車内放送が。あとちょっとで上野に到着です(再生時間2分41秒)
09:38定刻に上野駅到着。ついにこの北海道旅行に終止符が打たれてしまいました。
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北斗星1号車前にて。ワシの勇姿w
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新型機関車のEF510。
ここまでありがとう。 |
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北斗星から降りた途端、息子が愚図りモードに。どうやらお泊まり列車とのお別れが辛かったようです。
さようなら北斗星、一晩の夢をありがとう。
これで北海道旅行は終わり。いつの日かまた、道北や道東を訪れたい物です。
北斗星の指定寝台券。夏期はプレミアチケットに近いです。
長文をお読みいただきありがとうございました。