2013-02-11()建国記念日 銚子電鉄の旅
快晴 最高気温9℃ 北北西の風8m 湿度60%

PENTAX K200D+DA17-70mm f4、FA80-320mm f4.5-5.6で撮影。画像はクリックで拡大します。

あの銚子電鉄に「自主再建断念」の一報が入った。以前の一件では「濡れせんべい効果」で何とか凌いだものの、
その後の東日本大震災の影響により観光客が激減、
ついには鉄道事業より副業であるはずの「せんべい事業」が収入を上回るという本末転倒的な状態になってしまった。
「鉄道事業」を営んでいる以上、鉄道部門で黒字を出さなければ話にならない。
いつまでも濡れせんべい効果に甘えていてはいけないのだ。

そもそも住民からあまり必要とされていない(多分)公共交通機関なので
いすみ鉄道のように観光や鉄道ファン向けに特化しなければ生きていけないのだが、それもどうもやる気がないようである。
と言うより、どうしていいか分からないのが現状だと思う。いろいろ試行錯誤しているのが沿線随所から読み取れるからだ。

しかし銚子電鉄が廃線の憂き目を見るのは一個人としては忍びないので、
個人的な範囲で出来ること(すいません、グッズを購入することくらいしかできないです。)
を行うため、銚子に向けて家族で旅立つのであった・・・・。

千葉発銚子行きの列車、209系のクロスシートを予想していたが、来たのは魔の211系。
あ〜あ、銚子までロングシートかよ、がっかり。
銚子までJRで片道2,520円。うちは四人家族で子ども料金は一人なので片道計9,080円。
往復で18,160円だ。誰が考えても高額と思うこの運賃。ならばせめてクロスシートに座らせてくれ!

今日は「おいでよSL銚子号」の運転日でもあるので、SL発車時刻の夕方は銚子駅の混雑が確実に予想される。
まあ、その時間は帰りなので良いかなと思っていた。
銚子に到着。ホント銚子は成東から先が遠い(笑)。駅間が異常に長いからかな?

あれ?銚子駅にずいぶん人がいるな。夕方のSLに今からスタンバイ?
よく見たらDE10が先頭に立っている・・。そうか上りの「DLおいでよ佐原号」だ。
狙って来たわけではないのに運良く発車前に到着。珍しいのか子どもたちが積極的に見ている。
偶然銚子駅に止まっていた
「DLおいでよ佐原号」。
ヘッドマークは犬吠埼ですな。
SLは「機械美」という言葉がよく似合います。
息子が「999号だ!」って。
だったらいいよね〜。
SLが勢いよく汽笛を鳴らし、佐原に向けて出発!やはりリアルに聴く蒸気の音は感慨深いものがあるね。
ただ・・・SLが後ろ向きに走っていくのは少々頂けませんが。

さて銚子電鉄の乗り口で弧廻り手形を購入。今日のはSL仕様の手形なのでいつもとデザインが違う。
 

今日の銚電はイベント絡みなので乗車率が高め。
おまけに車両後方にはゆるキャラも乗ってるよ。地方民鉄応援プロジェクトのケロちゃんだ。
「メルヘン車掌」ってネーミングは・・・。
 
電柱も傾いて車両も傾いています。水平垂直が取り辛い被写体ですな〜。

それにしてもいつもからは考えられない混雑ぶり。いつもこの位の乗車率ならなぁ・・・。


犬吠駅に到着。我々はここで下車します。晴れていて気持ちが良いけど、風が少々冷たい。
駅前の旧型車両は解体されてしまったのね。駅前広場が妙に広く感じられる。
 

ここから徒歩で「地球の丸く見える丘展望館」を目指します。
車だとあっという間に着いちゃうけど、徒歩で潮風を感じながら歩くのもなかなか乙ですぞ。
登り坂が続きますが後ろを振り返ると水平線が見えます。
どんどん高くなる標高に胸も高鳴ります。天気も快晴で気持ちいい〜!
 
キャベツ畑を横目にひたすら登り坂。だがそれが良い。「Horizon observatory=水平線展望台」


歩道の途中に水仙の花が咲いていました。
埼玉ではまだまだ咲いていませんが、やはり房総は暖かいのですね。


展望台に到着。入館料を払います。
  
入場券に記してある「デジタルウォッチ」ですが機械が故障して使えませんでした、残念。
ここの3階は展望台と売店になっています。そこで千葉産のあまおうを使ったイチゴ大福を売っていました。
甘いもの大好き娘は、すかさず購入。美味しそうだったなぁ。私も食べれば良かった。
 写真だとあまり美味しそうではありませんね。下手ですいません。

屋上の展望階に上がります。320度は水平線でしょうか。絶景が広がります。
私は小笠原諸島硫黄島の摺鉢山からの景色を思い出しました。
 展望台から屏風ヶ浦を臨む。

 海岸線に建造されている風力発電施設

 犬吠埼灯台を臨む。

展望台を後にして、外川漁港を目指します。
今度はひたすら下り坂なので若干らくちんかな。
 途中で見つけた中華料理店の広告。「ホームラン」w

やがて目の前に海が開けます。漁港までもう少し。


外川漁港まで降りて来たのには訳がありました。
実は前から寄ってみたかった食堂がありまして、今日はそこにお邪魔しました。
以前、とんねるずの「きたなしゅらん」(汚いけど美味しい店)でも紹介された、今では有名な「犬若食堂」であります。
いい雰囲気出してます。
洗い物担当は外の水道で(笑)
いまにも朽ち果てそうな傾き加減。
暖簾の朽ち方も芸術的。
カッパ黄桜カッパッパ。
きたなしゅらん認定証
妻が頼んだ「あずま丼」。
づけマグロがドカンと乗っかっています。
味は山葵のピリ辛が少々きつめな豪快な味です。
1,000円也
私が頼んだ「サルエビの掻き揚げ定食」。
プリプリのエビを長ネギと一緒に揚げてあります。
エビは殻ムキはせずにそのまま使用。
カルシウム採れたかな(笑)
掻き揚げは大根卸し醤油で頂きます。
醤油はもちろんヤマサ。
1,100円也
意外にもファミリーが多いのには驚きました。
地元の職人さん、漁師さんも含め、店内は何とも豪快な風景に。
しかもちょうど昼時にお邪魔したせいもあり、調理が追いつかない程の昼ピークに達していました。
手一杯なおばちゃん達、客への態度も蔑ろになっているような・・・・
いや、漁師町なのでこんな感じがデフォだと思いたい。
おばちゃん達の間で「そんなのあと」「そっちじゃないよ!」
「のれん下げちゃいな!」「お茶なんかいいから早く作って」
等々、豪快な言葉が飛び交います。自分はこういう雰囲気大好きですがね(笑)。
よって注文できる品も限られるようです。注文時に「ラーメン」と言った時点で
「ダメダメ、そんな時間のかかる物」って断られちゃいました、ハハハ。
ということでラーメンは幻の一品に。ネットの口コミだと美味しい様ですけどね。

お腹もいっぱいになったのでお店を後にします。
 お店の前にある「千騎ケ岩」です。東日本大震災の津波をこの岩が受け止め、お店の被害は無かったと言われています。

犬若食堂のすぐ近く、義経伝説で有名な「犬岩」があります。
義経が飼っていた犬の伝説です。画像は高解像度でアップしてありますので、ぜひ読んでみてくださいな。


そのすぐ近くにある「犬岩」です。猫好きの私には「猫岩」に見えてしまう(笑)
 午後は逆光になります。順光撮影は午前中がおすすめ。

食後なので近くの海岸でマッタリします。貝殻を拾ったり、ひなたぼっこをしたり。
 早春の海の情景。もうすぐ春ですな。銚子電鉄にも春が来ると良いのに。

 訪れる人もまばらな犬若海岸。昔、夏の時期は海水浴客で賑わったそうです。

 
漁村ならではの風景。外川ミニ資料館付近にて。たまにはメザシライスでも食べようかな。
「メザシライス」=私が昔一人暮らしだった頃、給料前に食べたりしてました。白いご飯と味の濃い味噌汁があれば、それはそれで天国。


 ちょっと気になった「外川ミニ資料館」。今度一人旅の時にでもじっくり寄ってみようかな。

電車の時間が迫って来たので外川駅に戻ります。
資料館から外川駅入り口への角を曲がろうとした時一軒の商店が目に入りました。
「うっ、こんな所に駄菓子屋があるじゃん」

店の入り口は販売機で埋め尽くされ、屋号の看板も無く、中にはつげ義春ワールド全開のじいさんが一人で座っている・・・。
しかし確かに駄菓子は置いてあるし、値札も付いている。息子の視点の高さにエッチな本も陳列されている(笑)
確かに営業はしているのだ。恐いもの見たさに中に入ってみる。
子供達は駄菓子を物色。まあ、普通に購入できそうだな。チョコと飴を少々購入。至って普通の店であった。
中に入って分かったのだが、この建物、相当の年季が入っている。土間から居間まで昭和初期の建物のようだ。
外川に行く機会のある人はぜひ立ち寄って頂きたい。

犬吠駅に戻り、お土産を購入。濡れせんに佃煮、落花生等々を購入。
少しでも銚子電鉄の支援になれば幸いだ。
  

  デハ801の飲料水。キャップを外すと中身が見えます。

犬吠駅を後にします。今日は営団車両の運用は無いようです。


さて、銚子駅に着くとSLの到着を待っている沢山のファンが列を作っています。

写真中央にあの「駅長犬」が!
おなじみのトラロープバリア。
警察官も出動していましたね。
銚子観光アテンダント
鈴木さん(左)と石神さん(右)
SLが到着。お疲れさまでした。
それと交換で我々の千葉行き列車も発車。
4分の遅延でした。


あとはいつもの経路で自宅まで帰ってきました。
銚子電鉄、頑張れると良いなぁ。

終わり。


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