2020-02-15() 第44回銚子(玄蕃井戸&天狗湯跡地)
曇り 最高気温12℃


撮影データ:PENTAX KS-2+DA17-70mm f4とiPhone6で撮影。
画像はクリックで拡大します。


ぶらりと銚子まで行ってきました。
今日はいつもと違いちょっとマニアック?な史跡を訪問予定です。
武蔵野線〜総武線〜総武本線で銚子入り。土曜日は通勤客が居ないので209系のボックスシートを千葉から銚子まで貸し切り。
しかし千葉駅は沢山の人が居るので今日はマスク仕様。コロナウィルスはホント怖いです。
 たまにはあずさにも乗ってみたい・・・。

銚子行きの車内で朝日の洗礼。天気予報は晴れでしたので今日も期待満々です!
 

早朝の銚子電鉄銚子駅。小屋風の駅舎内で袖山車掌がスマホを閲覧中。
「おはようございます」と観音駅までの乗車券を購入。


観音駅まで乗車。ここから徒歩10分位にある遺跡「玄蕃(げんば)井戸」を訪れます。
グーグルマップで言うと位置はこの辺り

玄蕃井戸(冒険レベル★★★。長靴必須、転倒滑落注意、夏場は害虫にも注意、懐中電灯もあれば尚可)

以下 銚子市教育委員会 生涯学習スポーツ課文化財班 様のWEBサイトより転載させていただきました。
「「玄蕃井戸」の正式名称は、「竜の井」といい、江戸末期から明治時代にかけてヒゲタ醤油株式会社の前進であるヒゲタ醤油の醸造用水として用いられました。
田中玄蕃十代貞短氏の頃より製造石高が増加し、多量の良質の水が要求され、1868年に通称「玄蕃山」といわれる所有している山林で地下水を集め、これを利用しました。」
以上。

ここは去年の6月にも訪れていますが、長靴がなかった事、虫がいるのにも関わらず半袖で来てしまった事等あり、その際は断念しました。
今日は長靴持参、虫の居ない時期等、条件バッチリで臨みます。
実際、長靴でもくるぶしの上まで泥に浸かるような湿地帯なので普通の靴では無理です。



井戸すぐ近くの洞窟。レベル9以上で
レミーラの呪文或いはたいまつが必要です。



中は行き止まりで「文明の証」が散乱していました。
洞窟左上が後述の祠とつながっています。



元々どういった洞窟なのかは定かではありませんが
掘削工具の跡が生々しいです。



廃墟になりつつある井戸跡地。



取水口かな?
上蓋を取ると貞子が出てきそうです。
















今でも水が湧いています。
画面左に龍神像がトタンから顔を出しています。








この形状からして、以前は口から水が出ていたのでしょう。
水脈は常にルートが変わるので今はここからは出ないようです。



この通路は何だったのでしょうか?
小柄な人ならどうにか通れそうな幅ですね。
ちなみにこの先で先程の洞窟と繋がっております。



展開する湿地帯。通常の靴では無理です。



水の流れる先。
このトンネルがどこに続いているのか、
マップを見ながら後で円福寺や第二保育所の辺りを散策してみましたが、
それらしき物は見つかりませんでした。

以上で玄蕃井戸を後にします。
今回の冒険で参考にさせて頂いたサイト様です。

北総四都市江戸紀行様

千葉県の産業・交通遺跡様

伝統の日本紀行様

ちなみに観光協会のオススメコースにも載っています(2023-04現在は削除されています)が、正直オススメできません(^_^;)
もうこの観光コースも更新したほうが良いですよね。これを見て来たお客様、現在の玄蕃井戸を見たら絶句しますよ(笑)

このエリアもきちんと整備すれば観光客向けの湧き水場となりますけど勿体無いですね〜。
久留里駅前の給水所なんて人で賑わってますし、貴重な水源をダダ漏れ状態なのは何とかしたいですな。

観音駅に戻ります。途中、渋い染物屋さんを見つけました。廃業はしていなさそうです。
 

次に向かったのは犬吠駅。今日はそこで電動スクーターの「Stigo(スティーゴ)」をレンタルします。
このスクーター、ネットを探してもレポらしき情報が殆どありません。
性能面等諸々気になるので、早速人柱になってきます(^_^;)。

駅構内で担当の方からお話を伺い、必要書類に記入、免許証を確認して実車で操作説明を受けます。
原付き扱いなので普通免許か原付免許、或いは二輪免許が必要になります。
まずは2時間のレンタルで2000円。燃料代はかからないのでポッキリのお値段です。
料金に弧廻手形が付いてきますが、これ要らないですよね。
スティーゴ本体は銚電車内に持ち込めるようですが(残念ながら何故か乗降駅が観音、笠上黒生、犬吠駅と限られている。なぜ無人駅から乗車してはいけないのか?)
そもそも銚電の本数では駅で待ってるより自走しちゃったほうが早いので、今回スティーゴレンタル時間内は銚電は使いませんでした。
只でさえ2時間枠内で銚電が何本あると思っているのか(´Д⊂ヽ。
 

さてまずは基本性能を確認すべく、犬吠駅から丘展を目指します。果たして登坂能力は如何に?
今回のレポは体重◯◯キロの私が15キロの装備を背負った条件になっております。
犬吠駅から発進!、低速トルクは中々で電圧の高いバッテリーを積んでいるとわかりますね。
体重を後ろ側にかけるとウイリーしちゃうので注意が必要です。

それにしても市民の皆様並びに一般の観光客様からの視線が熱い!

最高速度は20Kmなのでそこまでは一気に加速します。
これ、交通量の少ない平坦な道ならかなり快適かと思われます。
エネオスの脇を通過。思わず自転車感覚で操作しそうになりますが道交法的には原付きなので間違わないように。

坂道に差し掛かると一気にスピードダウン(笑)
登れずに止まるかと思いましたが、結局は最高速が5Km位まで(笑)落ちたにも関わらず、展望台までの坂道は登り切りました。
一般の乗用車からは邪魔かもしれませんね(^_^;)。

展望台の自転車置き場に停車。これ置き方考えないとすぐパクられちゃいますよね。タッチキーはありますが本体が15Kgと片手で持ち上がりますからね。


水戸黄門の印籠のように年パスを見せて華麗に料金カウンターをスルー。私以外年パス持ってる人って居るんだろうか?
受付のカウンターで「年パスの客だ」とか言われてないだろうな(笑)

展望台の最上階に。予報は快晴でしたがどうもイマイチパッと晴れません。
屏風ヶ浦の景色にもモヤがかかっております。


 長崎方面を

 犬吠埼ではディファレンシャルGPS局の鉄柱工事が行われていました。

レンタル時間が2時間しか無いので展望台を後にします。
帰りは下り坂なのでスピードは落ちないですが、車輪が小さいので速度が上がり過ぎると逆に怖い。
ブレーキをかけながらのジェットコースター状態になりました(笑)
エネオスの交差点を左折、そのまま榊町のバス停すぐそば、たいやき屋のちゃ餡ちゃんさんで寄り道します。
このくらいの交通量の道路なら普通に走れますね(坂が弱点ですけど)。

今回のちゃ餡ちゃんはバレンタインデー限定のチョコたい焼き。餡の代わりにチョコがたい焼きの中に入っています。
一つだけ購入してリュックの中の保温パックとホッカイロで強化した保温装置の中に入れます。
食レポは後述で。


さてお次は市内在住のI様に情報を頂いた「天狗湯跡地」を訪問します。
榊町から清水坂下まで乗ってみましたが、シートは意外に柔らかく、未だに尻は痛くありません。
バッテリー残量は7/8、残87.5%ですな。

天狗湯跡地(冒険レベル★★☆。長靴あれば可、転倒滑落注意、夏場は害虫にも注意、瓦礫の踏抜き注意)

ネット上にはこれと言った有益な情報がありませんが石毛様の記憶には残っており、当時は立派な施設だったようです。

以下 I様からの情報を転載させて頂きます(部分割愛)

子供の頃 私の遊び場でした(^O^)/ 私の子どもの頃の記憶です (幼稚園に上がるくらいまでの記憶なので 50数年前のため 思い違いもあるかもしれませんが)
その頃は高〜い煙突も残っており、浴場の跡もありました。清水の坂から道路を渡り、石階段を降りるとガラス戸の玄関があり、
おそらく帳場跡だったと思います。玄関の正面に2階上がる急な階段があり石段の右側に井戸があり夏場にそこで冷やしたスイカを食べさせてもらいました。
井戸の脇には犬小屋があり「エス」というシェパード犬がいて、井戸の奥は2階建の離れがありおそらく遊廓のような個室になっていたのかもしれません。
その個室が下宿(アパート)になっていました。

以上。

この施設がいつ出来て、いつ無くなったのは定かではありませんが、現在でも廃墟として形が残っていることに正直驚きを隠せません。
今は普通家屋らしき一軒家が残って居るだけで、浴場跡やその他の目立った施設はもうありません。



正門です。



家紋でしょうかねぇ。



敷地正面以外にも入口はありますが、藪が深いのでこちらはパス。



竹垣の造りが上品です。
当時は相当お金をかけて造った施設かとも思われます。








周りが竹垣だったり、静かな場所だったり、利根川が見下ろせるロケーションだったりと場所は結構いい感じがしますね。
現代でも隠れ家的な入浴施設だったら予約が殺到するでしょうな。

スティーゴのレンタル時間があと40分になってしまいました。
やはりこの最高速度で2時間の観光は厳しいですね(移動に時間がかかるので)。

バッテリーはまだまだ残っているので、もう延長覚悟で犬吠埼に向かいます。
快晴なら温かいのでしょうが、お日様が出ていないのでバイクは少々寒いです。
今日は土曜日なのでお客さんがいっぱいのテラステラス。曇っていますが海も凪(水の呼吸 拾壱の型)で静かです。
 

今日の昼食はタップルームで。今日は冨丘君1人でオペしてました。


スティーゴでも立派な飲酒運転になってしまいますので今日はアルコールはパス。
ジンジャーエールと魚(写真左から太刀魚、ヒラメ、鯖)のフライをタルタルソースと岩塩で、
厚切りベーコンのステーキをマスタードと細切りネギで頂きます。これが美味い!
  

鯖のフライには塩が意外と合います。厚切りベーコンのステーキは炭酸飲料との相性が最高ですわ〜。
ビールが欲しくなりますが我慢我慢、飲酒運転、ダメ、絶対。

結局、ここで飲み食いしている内にスティーゴのレンタル時間がオーバーしてしまい、
犬吠駅に電話して1時間延長しました(笑)。

今日もご馳走様。帰り際に坂尾さんとばったりとお会いしました。
お仲間の方とスティーゴについて少々お話をした後にテラステラスを後にしました。

さてレンタル時間が多少余っているので長崎の方まで足を伸ばしてみました。
バッテリー残量は76%。これなら1日乗ってても多分大丈夫でしょう。
 シラスが食べたい・・。

やっと撮れたスティーゴとの風景写真。長崎橋から屏風ヶ浦が見える事に今気が付きました。
 

このままマリーナまで行こうかと思いましたが、スティーゴの性能と残り時間を考えてやめました(^_^;)
やはり時間設定に1日貸し出し料金も欲しい所。仕方なく戻ります。
ところで外川の坂道(長屋通りで実験)ですが、スティーゴはちゃんと登りましたよ。歩くより遅いけどw

ここで外川から電車で犬吠駅まで戻れば良いのですが、ルール上は外川からの乗車はできない仕様になっているので
犬吠駅まで自走します。まあ距離はそんなにないので構いませんが、なんか変だよね、これ。

犬吠駅でスティーゴを返却します。延長料の1000円を追加で払って
お終い。今日1日面白かった。
結論としてはこれ料金体系を見直してもらえば結構面白いですね。弧廻手形は必要な人だけに付随販売してくれればいいです。
スティーゴを使う人は銚子から銚電に乗ってきてるはずなので、そこまでの運賃を払った後に弧廻手形の付いた料金は無駄ですよ。
しかもスティーゴで観光している間は銚電は全く使わないし。

さて犬吠駅で食後のデザートと行きますか!
もしや駅併設タイ焼きでも食べるのか?と言われればそうでもなく、
先程ちゃ餡ちゃんで購入したチョコタイ焼きをここで頂きます。
タイ焼き屋の目の前で、違うタイ焼き屋で購入した商品を頂くなんて乙じゃないですか。
リュック内で保温パックとホッカイロで保護されたタイ焼きは、汗はかいているものの未だにアツアツでオッケー牧場。

ベンチに座っていただきま〜す。他のお客さんが見たら絶対に駅の売店で買ったタイ焼きに見えるんだろうな。
  まるで当て付けのような(笑)

チョコたい焼きね、結構イケますよ。時間が経ってるのでパリパリ感は失われてしまいましたが(オーブンでちょっと炙れば復活するのか?)、
皮と餡が合うのだから皮とチョコでも大丈夫です。これは子供も喜ぶし、定番でも良いかと思われます。
ちゃ餡ちゃんさんは色々と試行錯誤を繰り返しているから面白いよね。駅前店をディスってる訳ではないけどワンパターンじゃん。
観音時代は春は桜餡、夏はアイスたい焼き、秋は芋餡とかあったのにね。

実はこのちゃ餡ちゃんさん、観音駅にあった鯛焼き屋さんの流れを汲んでいるのだそうで、
だから最初に食べた時、私は「観音駅のたい焼きに似ているな」と感じることが出来たのです。
たい焼き好きの私がちゃ餡ちゃんさんと縁ができたのもたい焼きが導いたのかもしれませんね(←大げさか?)


犬吠駅にあるオブジェ。銚子は海街の観光地なんだからこういうのはあちこちにあっても良いと思います。
潮騒とか貝殻とかいう言葉の響きが、海無し県人には凄く魅力的に響くんです。
だから駅構内やC's marina Kitchen & cafeやテラステラスには大型の水槽があっても良いと思う。誰もやってくれないけど。

犬吠駅から銚電で銚子まで(ここで今日初めてスティーゴに付いている弧廻手形を使った・・)。観光協会に寄るため一旦改札を出ます。
さて二度目のチャレンジの「銚子想い出集め」。今日こそA賞が当たりますように・・・。
お姉さんに確認してもらいクジを引きます・・・おおおっ!今日はD賞だった。
D賞「メロン饅頭1つ」

・・・・この前のスカクジでもらったおまけのメロン饅頭1個と同じじゃねーか!。ホントにA賞あるんだろうな?
つーかこのラリー、俺以外にやってる人なんか居るのか?と思えるくらいクジが余ってます(笑)。
まあいいや、また次回に期待します(まだやるのか?)。


自動券売機で東京までの特急券を購入して「潮騒のメモリーズ号」で帰ります。
さらば銚子、又の機会に。


今日のお土産

久しぶりにまずい棒。犬吠駅売店にて購入。
一袋だと600円+税ですが、二袋で1000円+税のサービスをしていました。
安売りしちゃって大丈夫なのか? と言うか安売りしないと売れないくらいなのかな?心配してしまいます。

しかし、お土産のレパートリーが多いのは良い事です。観光客に買わせる選択肢は沢山ないと「次回に」って事にならないですからね。
ですからTシャツや小物にはアイデアと投資に力を入れて欲しいところですね。最近は御朱印帳を買おうかどうかいつも悩んでます(^_^;)
 


銚子にメロンメロン(可愛いパッケージのほう) エキナカの観光協会で購入 210円(税込み)
夏場はこれをキンキンに冷やして銚子駅や犬吠駅で売るんですよ。人の目に付く所で。
カットメロン、メロンソフト、メロンのスムージー、そしてこれ。絶対に売れるのに誰もやらないところが銚子テイスト。
そもそも銚子観光協会プロデュース商品って何だか押しが足りないよね。いつもそう思う。
「おちょうしれもん」は美味しくないけど、これは自信持っていい出来でしょ(デキじゃないよ)。
敢えて言えば子供向けのもう少し甘みの強いバージョンが有ってもいいかな?



長文をお読み頂きありがとうございました。
次回の撮影記もお楽しみに。

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