2009-09-10(木)(快晴)栃木県烏山(からすやま)線全駅制覇の旅
(画像は全て、クリックで拡大します)

関東三大ローカル線の一つであります烏山(からすやま)線。
東京近郊区間内にも関わらず、Suicaが使えず、おまけに気動車で運行されております。
ちなみに「三大」の他の二つは八高北線と久留里線であります。

この烏山線は「大金」「宝積寺(ほうしゃくじ)」等、駅名に縁起の良い名前が多い事に因んで、各駅に七福神を割り当てております。
故に縁起を担ぐ時期には大金や宝積寺の入場券や「大金~宝積寺」の乗車券もよく売れるそうです。
地方ローカル線なので
8駅中5駅が無人駅といった長所?もあり、旅行前のワクワク感は最高潮になるのでした。

 
大金駅と宝積寺駅の入場券。これで私もお金持ち?。
しかし考えてみれば、使わない入場券の購入って半額の子供用で良いかもね。せこい?


さて今回は「烏山線全駅制覇」と目標を立ててありますので、
「自宅から始発で出発」なんてのんびりしたことは言っておられません。
青春18きっぷは24時間有効、ならば日付が変わった時から利用することにしました。
と言うより前の日からワクワクして寝られない(苦笑)。

それにしてもこの切符の名前「青春18」って、おじさんにはちょっと恥ずかしいです。
大人は堂々と新幹線か特急使えよと言った意味合いでもあるのでしょうか?
いえいえ、そんなことは無いと今回も堂々と18きっぷを使ってきましたよ~。
宇都宮あたりで新幹線って・・・・割高でしょ。


自宅を22:30に出発。大宮までは普通乗車券で行きます。
宇都宮行きの終電までは少し時間がありますが、上野発の寝台列車を撮影したかったので少し早めに来ました。
深夜の夜行列車撮影なんて何年ぶりだろうか。到着した列車に乗って、遠い所に行きたいなぁなんて思いました。


 
大宮駅に入線してくる寝台特急「北陸」(2010/03廃止)。久しぶりにブルトレを見た。

 
こちらは「ムーンライトえちご」。新潟まで行きます。


さて、日付が変わりそうなので一旦改札を出ます。そうして日付が変わったところで18きっぷに判を押してもらいます。
いまから24時間この切符は有効なのです。それにしてもまあ、改札口に同業者が6人もいるとは・・・
18きっぷ大人気ですね。みんなどこまで行くのだろうか・・・。

大宮の駅を0:05に出発、終点の宇都宮には1:25に到着しました。
深夜の宇都宮駅。餃子で有名な街ですが、さすがにこの時間に営業している店はなく、
とりあえず駅前のマクドナルドでコーヒーとナゲット&ポテトを注文します。
この時間に40過ぎのおじさんが飲食するなんて、カロリー大丈夫ですか?

始発は5:22ですので4時間ほど待ち時間があります。自宅を始発で出たのではこの時間には間に合いません。
宇都宮の駅は昔と違い、防犯のため改札内の待合室は使えず駅から追い出されてしまいます。
マックで4時間、それも一人で過ごすのは少々辛く仮眠も取りたいので店から出ます。
しかしこの状況、残された選択肢はひとつ。駅のコンコースでのゴロ寝です(ネット喫茶とかも探したけど見つからなかったです。)
この手法は昔散々やりましたが、幸いにもこの時期暑くも寒くもなく思ったより寝られました。
なんだか青年時代を思い出し年甲斐もなくワクワクしてしまいました。
カメラバッグを枕にして、コンコースのシャッターの前でホームレスの方々や始発待ちの「鉄」な方々と一緒です。
いかんせん状況が状況なので貴重品はしっかりと懐の奥に押し込みます。
まあ、眠りは浅いので何かあってもすぐに分かるんですけどね。

何時くらいだか思い出せませんが、暴走族の走行音「♪ゴッドファーザーのテーマ」&空ぶかし音(フォンフォンと言ったあれです)で起こされたりしました。
まだこの辺りにはああいった連中が居るのには驚きました。とうに駆逐された物かと。

朝4時、上野行きの始発が4時台にありますのでシャッターが開きます。
私も起き改札を通ります。駅構内の販売機で温かいコーヒーを買い、待合室で暖を取ります。駅寝で体が少々冷えました。

 宇都宮5:22発の黒磯行に乗るのです。

宇都宮は餃子の街。
もちろん売店も餃子でいっぱい。
宇都宮駅スタンプ。
今回購入したお土産。
カシューナッツに餃子風の
味付けをした菓子です。
始発時間の宇都宮駅。
静寂の一言です。
烏山線ではありませんが、宇都宮から出ている日光線は観光路線だけあって、ホームの柱も渋めに装飾されています。
宇都宮の駅に朝が訪れます。
始動する列車達。
今日の旅がここから始まります。


宇都宮から黒磯方面に約10分。駅にして二駅で烏山線の始発駅「宝積寺(ほうしゃくじ)」に到着します。
ここからは非電化区間。去年の島根旅行以来のキハ40が待っていました。

 宝積寺のホームで待機中のキハ40。今日一日よろしくね。

 朝日を浴びるキハ40。乗り換え時間が短く、先頭までは行けませんでした。

ここで烏山線のキハ40を紹介しておきましょうか。
歴代の勲章の数々。
烏山線のキハ40は1000番台。
全国にはまだ沢山仲間がいます。
キハ40全景。
白ボディに緑線のシンプルな柄です。
烏山駅にて。
とても可愛いサボ。
七福神が描かれています。
8両ある車両もそれぞれに
七福神が割り当てられています。
写真は福禄寿号と毘沙門天号。
大金駅にて。
烏山で行われる「山あげ祭り」の
山車が描かれています。
車内にあるゴミ箱。
元々はトイレもありました。
今では窓にその名残を見ることが出来ます。
キハ40連結部分。
鴻野山駅にて。

さて、定刻に宝積寺を出発した烏山線の始発列車。
私は一番後ろに乗っていましたが、乗客は私だけで若い女性の車掌さんと二人きり。
男心に色々と考えてしまいます。そんな私に眩しい朝日の洗礼が!烏山線の列車内で迎える日の出です。


 車内に差し込んでくる朝日。眩しい~!

予想はしていましたが、発車してすぐに田園風景に!
最近、ローカル線の旅が多いのですっかり慣れてしまったようです。

 宝積寺を出発するとすぐに見えてくる那須山朝日岳。

さて最初の駅は「下野花岡(しもつけはなおか)」です。

今回は時間を有効に活用するためスイッチバック式のダイヤグラムで乗車しており、実際の駅順とは異なる番で紹介いたします。

宝積寺方面を。
うわ~広いなぁ・・・
田んぼの真ん中にぽつんと存在します。
もちろん無人駅です。
これで「しもつけ」です。
「しもの」って読んじゃいますよね
ここの駅には寿老人がいます。
さあ、次の駅に行きましょうか。
周辺の観光案内

お次は「鴻野山(こうのやま)」です。
これまた何もない駅で周辺は閑散としています。利用客も通学の生徒さんだけでした。

右側は畑で左側は道路と民家。
生活感が漂う無人駅です。
一応、周辺の観光案内
ここの駅には福禄寿がいます。
線路のすぐ脇で農業というのは
ローカル感満点で好きですね。

次の駅は「仁井田(にいた)」です。初の駅舎のある駅です。
それでも業務委託駅なので普段は無人駅です。

普段は入れませんが窓口もあります。
ガラス越しに撮影。
なかなか立派な駅舎です。
こんな看板を見つけましたが、
果たして電化のメリットは・・・

ここの駅には布袋尊がいます。

周辺の観光案内
横1500ピクセルでアップしてあります
烏山方面を
宝積寺方面

仁井田の駅前にちょうどパン屋さんがあり、そこで朝食を購入しました。
列車が来るまでの時間、大した内容ではないですが駅構内でのんびりと食べる朝食。
ん~、癒されますなぁ。

次の駅は一気に終点の「烏山(からすやま)」です。今回初の有人駅でみどりの窓口とかもあったりします。
周辺も賑やかで、乗降客もそれなりに存在します。

駅名標が国鉄型。
ちょっぴりレトロですな。
駅スタンプその2
駅スタンプその1
終点なので線路は向こうで途切れています

宝積寺方面を。
待機中のキハがいます。
烏山駅。
タクシー乗り場もあり活気があります。

この駅には毘沙門天がいます。
駅構内。

この頃から通勤通学時間に突入してきました。
平日の朝なので当たり前なのですが、乗車率も一気にアップ。
撮影用の機材をぶら下げた私は少々異色の存在でしたが、気にしない、気にしない(苦笑)。

 車内も小中高生と非常に賑やかになってきます。

次の駅は「小塙(こばな)駅」です。これまた鄙びた無人駅で周りには何もありません。

烏山方面を。
烏山線の駅では一番鄙びていますね。
宝積寺方面を。
駅名標がこれまた国鉄型。
この駅には恵比寿神がいます。
看板に悪戯するなよな・・・。
列車がやってきましたよ。
周辺観光案内ですが・・・
やはり何もないようですね。

次は烏山線最大の観光地「龍門の滝」がある「滝」駅です。
立派な滝が駅のすぐそばに存在するのですが、その割には小型の無人駅、と少々釣り合わない感がありました。

烏山方面を。
国鉄型駅名標
滝駅入り口
徒歩五分くらいの場所に滝はあります。
龍門の滝です。
後ろに烏山線。
こちらは宝積寺方面。

光線状態があまり良くありません。
時間が許すなら一日粘っていたいですね。
紅葉の時期は混雑しそうです。
駅の待合所から。
もうすぐ夏も終わりそうです。
この駅では待ち時間が40分位もあり、
駅のベンチで爆睡してしまいました。
爽やかな秋風に吹かれながら日陰で転た寝、
癒されますです(;´Д`)。
ここの駅には弁財天がいます。
さあ、残すところあと二駅。


次は「大金(おおがね)」駅です。
烏山線の中で最も縁起の良い駅として人気があります。もちろん有人駅で駅の周りはそれなりに賑わっています。
また烏山線の中で唯一列車交換の出来る駅でタブレット交換も見ることが出来ます。
駅舎です。
駅名標
駅スタンプ。
これはお金持ちになりそう。
駅舎の駅名に小判付き

烏山方面を。
改札口の上にこんな物が!
縁がありそうですな。
周辺の観光も充実しています。
駅横には「大金神社」なるものも。
この駅には大黒天がいます。
宝積寺方面を
大金駅での列車交換
駅舎の後ろには「いかんべ共和国」
城が写っています。
車内から見たタブレット交換。
大金駅でのタブレット交換


さていよいよ大詰め、最後の駅は始発駅の「宝積寺(ほうしゃくじ)駅」です。
ここは東北本線(宇都宮線)との併合駅でもあり、規模も大きくローカル感とは縁のない造りです。
出口も東口と西口の二カ所あり、駅の大きさを実感できます。
3番線烏山線乗り場。
大型の駅舎です。
駅名標
宝積寺スタンプ。
待機中のキハ達。


これで烏山線全ての駅を踏破しましたが、まだ昼を過ぎたばかり。
たまにはこういう旅も良いですな。帰ってからゆっくり寝るか、PCで画像編集するか・・。
撮影を午前中で切り上げるのも時間が有効に使えるものだと思いました。

それにしてもローカル線の旅は時間がゆっくり流れて楽しいですな。
寝ぼけ眼(まなこ)に缶コーヒー、列車の中で見る朝焼け、爽やかな風の下での転た寝、
この開放感がストレスを発散してくれるようです。

長文にお付き合い下さり、ありがとうございました。
また、次回もお楽しみに。

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