第二章「古代!新幹線でワープするぞ!by真田」の巻
8月4日(水)旅行初日
日程:北朝霞~大宮~八戸~函館~札幌 宿泊先:東横イン札幌北口
天候:晴れ時々曇り
最高気温:大宮35.7℃札幌26.7℃
当日の大宮と札幌の天候。2010年夏、猛暑。
今日は、札幌まで行くために新幹線に乗る。周りの人は皆「なぜ飛行機ではないのか」と問うが、
間際まで札幌直通の列車チケットを狙っていた我々に、今更飛行機の空席などあるわけがないのだ。
「夜行列車がダメなら新幹線で」・・・しょうがないよね。
それに8月の飛行機は落ちるからイヤ(謎)。
大宮駅新幹線口。新幹線に乗るのは高校の修学旅行以来。9:22発の「はやて9号」
それまで頑なに在来線ばかり使ってきた私。「夢の超特急(←死語?)」に少々興奮気味(^^)。
新幹線の電光掲示板はフルカラーの贅沢仕様。
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大宮駅新幹線ホーム。
かなり暗い場所です。 |
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当日の空席状況。満席。
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入線してきた「はやて9号」。
暗くてブレちゃった(^^) お便利ズームでは無理みたい。 |
満席の車内。
鉄道旅ではオッサン達の宴会は 欠かせないですよね。 |
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大宮界隈は快晴。
民家が少なくなると超特急スピードに向けて 加速し始めます。 |
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09:22 大宮を定刻発車し、スムーズな加速をしていくはやて号。
振動や騒音の少なさが流石と言ったところです。悔しいですけど結構快適ですな(^^)。
田園風景の中を爆走する新幹線。近距離の景色は速すぎてよく見えないです。郡山付近にて。
約一時間で仙台に到着。この速さ、鉄道ファンの間で新幹線が「ワープ」と呼ばれているのも納得できます。
寝る間もなく東北の入り口「杜の都仙台」に到着。そしてすぐに発車。何だか目まぐるしい移動手段です。
仙台を発車してすぐ、車内販売のおねーさんがいる車両までこっそり息子と移動。仙台駅ではあの名物駅弁「牛タン弁当」を車内販売用に積み込むのです。
積み込み数に限りがあるので売れてしまう前にゲットしました。(この情報は事前にネットで収集済)
この駅弁は後々で紹介しますね(新幹線の中では頂きませんでした)。
あまりの速さに目を回している娘のぬいぐるみ
ゆっくり景色を見る暇もなく2時間で仙台に次ぐ東北の大都市、盛岡に到着。そしてすぐに発車。
少々慌ただしいかな。
盛岡はとっても大きなターミナル駅。会社の同僚の田舎もここにあります。
いつも買ってきてくれる南部煎餅。盛岡からの車内販売にもありましたが今回はパスでした。
12:03 そうこうしている内にあっという間に終着の八戸に到着。ここまで約2時間40分。驚異的です。
昔は盛岡行の夜行列車もあった位なのに時代は進歩しましたね。
さて乗り継ぎの列車は八戸~函館の「スーパー白鳥9号」です。
「スーパー」の意はズバリJRの車両だから。かつての国鉄型485系での列車は「白鳥」の名前で運行されています。
昭和の白鳥、平成のスーパー白鳥。ご想像の通り、両列車には相応の格差が生じています。
新幹線から在来線へは連絡橋を跨がなければなりません。
スーパー白鳥の自由席に乗る人は新幹線のドアが開くと同時に猛ダッシュ!
かつて青森駅で青函連絡船に乗り換える時の自由席争奪戦を思わせます。
八戸駅にて。12:16発のスーパー白鳥9号。
当然の事ながらスーパー白鳥9号も満席。
席の背もたれテーブルに貼ってある青函トンネルの案内。何かワクワクしますね。
12:16 乗り継ぎ時間13分で八戸を発車。新幹線慣れした視覚には在来線列車がのろく感じます。100Km/h以上は出ていると思うんですけどね。
さ~て、お昼も過ぎてお腹も空いたし、ここで先程購入した「牛タン弁当」を頂きましょうか。
弁当に付いている紐を引っ張るとアッツアツの弁当になる現代科学の粋を集めた?贅沢な弁当です。
早速紐を引っ張ってみます。シューっと何やら容器の底で化学反応が始まった様子。
「アチチ」。持っている手に熱気が伝わってきます。・・・落ち着いた様子なのでフタを開けます。おお!まさに牛タン弁当。
お味の方は・・・・ホッカホカで美味~~い。麦飯に牛タン、愛称は最高ですな。
一つじゃ足りなくてもう一個食べたくなっちゃったよ。
オススメ度★★★★★
仙台駅名物牛タン弁当:(詳しい方のサイトにリンクされています。)
焼き肉系を食べると喉が渇きますよね。そこでスーパー白鳥9号の車販で買ったジュースを。
地域限定商品ですが濃厚でとても美味しかったです。
果汁100%のリンゴジュース。余計に喉が渇きそう?
13:15青森に到着。ここでは6分の停車。
ダッシュして車両の先頭へ。いそいそと記念撮影でもしますか。
ここでスーパー白鳥を紹介しておきましょう。
ヘッドマーク。
駒ヶ岳と大沼をバックに白鳥が飛翔しています。 |
ボディ側面の「HEAT789」。
HOKKAIDOU EXPRESS ADVANCED TRAIN 789系の略です。 |
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車販で買ったチョロQ。
今もPCの横に並んでいます。 |
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津軽海峡をターゲッティング。
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車内の貫通路にもこんなあしらいが。
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しばらくして、「もうすぐ青函トンネルに入ります」と言った車掌さんのアナウンスが。
しかし、いきなり青函トンネルに入る訳ではなく、その前に9ものトンネルをくぐり、トンネルを出た後も6個のトンネルを抜けた。
順は、大平トンネル~津軽トンネル~大川平トンネル~第一今別トンネル~第二今別トンネル~第一浜名トンネル
第二浜名トンネル~第三浜名トンネル~第四浜名トンネル~青函トンネル(14:01頃~14:21頃)~第一重内トンネル~第二重内トンネル
第一森越トンネル~第二森越トンネル~第三森越トンネル~第四森越トンネルの順だ。
車内の電光掲示板にも現在位置が表示されるので乗車の際のご参考に。
只今、青函トンネル通過中。初めてなので何が何だかf(^ー^;
とりあえず良く分からないのと、後日ここに降りられるので、さりげなく見るだけにします。
青函トンネルを出るといよいよ北の大地、北海道。
車内の電光掲示板も↓の表示になる。
いよいよ北海道に上陸。トンネルから出て、しばらく走ると海沿いに函館山が見えた!
あの山を見て北海道の実感が湧く。
列車から見えた函館山。函館が近づいてくる。渡島当別~茂辺地付近にて
間もなくスーパ白鳥の終着駅、函館
展望台が見えてきた函館山。五稜郭駅付近にて。
15:12 北海道最初の駅、函館に到着。 ここからは北斗15号で札幌まで行きます。
札幌行き北斗15号
ここまで6時間乗り通し。 |
この列車も普通指定席は満席。
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定番のショット。キハ183系。
札幌に近づくほど、 車両がボロくなっていく・・・(T_T) |
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サボ。
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初めて見るのに何か懐かしい顔。
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2号車指定席。
このボロさはまさに国鉄型車両の証。 |
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函館は母の故郷なので(昔は親戚がいた)このまま滞在したかったのですが、
楽しみは後日に取っておくことにしました。そんな思いを胸に列車は発車します。
さて折角の北海道です。もちろんここからは車販もJR北海道の管轄で、
売っている物もグレードアップします(JR東日本管轄の車販が悪いとは言わないですよ)。
まずは定番の「濃厚バニラアイスクリーム」と、ナッツの代わりにヒマワリの種が入っている「ひまわりアイスクリーム」を。
ツブツブがヒマワリの種。
やっぱり乳製品は全然違いますね。本当に濃厚で「おいち~」と舌が落ちそうになります。
続いて「飲むヨーグルト」と「カマンベールチーズケーキ」を。
この手の乳製品を家族ぐるみでバクバク食して、後でお腹ピーピーにならなければ良いのですが・・・。
これもやっぱり美味しいです。どれもこれも北海道乳製品は濃厚だね。
17:19 列車はあっという間に伊達紋別に到着。かつて胆振線というローカル線が分岐していた駅でもあります。
昔、ヒロキ氏と来たときは胆振線で倶知安から伊達紋別まで・・・
遠い昔を思い出しながら列車は札幌目指して進みます。
17:35 東室蘭に到着。ここで初めてDF200を目にします。
DD51の後継機として製造された、JR貨物の大型のディーゼル機関車です。
やはりF軸車両は大きい。
18:12 苫小牧到着。ここには襟裳岬を目指して分岐する「日高線」が停車していました。
日高線独特のカラーリングを施されたキハ40。機会があれば乗ってみたい物である。
18:59 北海道の道庁所在地、札幌に到着。ここまで9時間37分。
・・・・長いなぁ、寝台列車なら苦にならなかったのに座席移動だったので少々くたびれました。
札幌改札前。
予想していた大コンコースでは無かったです。 |
ご当地看板がお出迎え。
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駅スタンプ。
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さて時間も時間なのでまずはお宿へ。札幌駅前の東横インです。
最近のビジネスホテルは安価なのに室内も綺麗で朝食は無料で食べ放題。
大浴場こそありませんが、シングルで一泊5000円前後とかなりお得感有り。
家は四人家族でひとりが幼児なのでシングル一部屋とツイン一部屋を。・・おや?お父さんだけ個室なの?
「だって夜中は夜のすすきのに行かなくちゃ」・・・って行かない行かない。
ツインでもベッドをくっつければダブル以上の広さになるので、大人一人、子供一人、幼児一人で寝るには十分な広さなのです。
部屋から見えた夜景。やはり札幌は大都会。
部屋に荷物を預けて、夕食の時間です。
札幌と言えば味噌ラーメン。しかし専門的なお店の味噌は一癖も二癖もあり、
ましてや辛かったりして子供には厳しいかも知れません。
そこで文明の利器インターネット。調べれば有るではありませんか。
マニアの評価も高く、駅から遠くない美味しい鶏ガラスープのお店が。
その名も「菅家」(かんけ)。
鶏ガラにこだわった(札幌ラーメンとしては邪道なのかも知れませんが)さっぱり系のラーメンです。
菅家入り口。
ムムッ、何か期待できそう? |
店長オススメの「岡本ラーメン」。
洗練されたシンプルな鶏ガラスープ 激ウマ(;´Д`)ハァハァ。780円 |
いつもはラーメンスープは飲まない私。
一言だけ言わせて下さい、 「参りましたm(__)m」 |
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まあ、やはりラーメンはあまりコテコテにいじらない方が美味しいと言うことですかね?
特に何が優れているわけでもなく、目玉の具があるわけでもないのにこの美味さ。
店の場所が非常に判り辛い場所にあるのも秘境的な所以なのでしょうか。
近所にこんなラーメン屋があったら、しょっちゅう行く羽目になるでしょう。
美味しさを証明するかのように子供達も揃って完食。このスープ、お見事です。
オススメ度★★★★★(鶏ガラは札幌ラーメンとしては番外?)
ラーメンの菅家公式サイト
「ネットでの評判を見て、埼玉から食べに来ました」と店主に告げると、丁寧にご挨拶されました。
本当にうまいラーメンは人類の友だと思ったひとときでした。
元気よく「ごちそうさま!」と言い、店を後にします。
菅家のある場所から宿までは札幌駅を横切らなければなりません。
札幌駅には併設されたJRタワーという高層ビルがあり、最上階は展望塔になっています。
せっかくだからと展望台に寄ってみました。
パンフレット01
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パンフレット02
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展望台入場券
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展望台入り口
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札幌の夜景。
左奥に大通公園のテレビ塔。 |
展望台にある男性トイレ。
夜景を見ながら豪快に放尿できます(苦笑) ちなみに女性用は普通でした(当たり前か)。 |
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38階のタワーから見る札幌の夜景はとても綺麗でした。
息子はそろそろおネムだったようですが(笑)
タワーを後にして、明日の札幌・小樽観光を夢見てホテルに戻るのでした。
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