第四章「夢のグリーン車は坂田銀時と一緒に」の巻

8月6日(金)旅行3日目
日程:小樽~札幌~洞爺~洞爺湖温泉~函館。宿泊先:東横イン函館朝市
天候:晴れ時々薄曇り
最高気温:洞爺
31.1℃湿度70%
 8/6洞爺の天候。北海道なのに連日の30℃越え。

朝5:30、ちょっとだけ早起きした。もちろん鉄関係の撮影があるからだ。
家族はまだ寝ているので躊躇いなくGO!

小樽には「手宮線」という1985年に廃止された国鉄路線跡があるのです(詳しくは左記のリンク先参照)
過去にはあの義経号や弁慶号も走っていた北海道最初の鉄道でした。
利用客減少の理由で廃線になりましたが、廃線跡はそのまま残っていて地元の有志によって再運行が示唆されています。

小樽市による廃線跡の案内標識。
踏切跡。
手宮線廃線跡。
綺麗な状態でそのまま残っています。
主要道路の踏切は埋められていますが、
軌道自体は綺麗に整備されています。
踏切跡で車が一時停止しなくても良いように、
警告看板があります。
奥の方に小樽駅。
今にも列車が走ってきそうです。
錆びた犬釘、苔むした枕木。
生い茂る雑草。萌え。
踏切の部分は軌道との間に段差があります。
はてどういう事なのか・・。
現在、軌道脇の犬走は
 市民の遊歩道になっています。
早朝散歩の方々と何人も会いました。

列車の汽笛が今にも聞こえてきそうな廃線跡でした。
いつの日か車両の形こそ違うでしょうが、鉄道として復活してくれると嬉しいですね。

さて今日は遠距離を移動するので、宿で朝食を頂いた後、早々に出発します。
小樽発8:18発の札幌行きニセコライナーです。昨日とは逆のルートを通り札幌に向かいます。
 ニセコライナー車内にて。通勤時間だけあって少々混雑気味。

 ニセコライナーから見えた海。朝里~銭函間にて。

約40分で札幌に到着。
ここから洞爺までは北斗8号に乗っていきます。

函館行き北斗8号。
入線してきた北斗8号。
本当に暗い札幌駅。
札幌駅にあったスタンド型駅弁屋。
買う気が失せてしまうのはなぜ?
正面より。
昭和63年製造。昭和末期な感がします。
Hokkaido
Express
Train
183

国鉄型キハ183系の改造車です。
サボ。
この列車では洞爺までしか乗らないので、
今回は自由席でした。
札幌駅ホームにて
夏休みの自由席なので乗車率高め。

09:19 札幌駅を定時に出発。特急で1時間45分の旅です。
少々早起きだったので子供達はまだまだおネムみたいです。
 札幌駅にいた711系。まだあったんだこの車両(^^)。もはや希少な車両になってしまいました。

 北斗8号から見えた車窓。北海道らしくてGOOD。

 白老駅前にあるD51 333。静かに余生を過ごしています。

 
列車は函館目指して走ります。周りに何もない所が北海道の魅力でもあります。こんな広大な風景が延々と続きます。北舟岡~伊達紋別間にて。

 今日の車販は夕張メロンゼリー。10時のおやつと言ったところでしょうか。

キハ183、旧型車両独特の揺れと共に、豪快なエンジン音で北の大地を爆走します。
これ、マニアにはたまらないけど一般のお客様にはそこそこ不快な騒音かと思われます(^^)。

11:04定刻に洞爺駅着。洞爺湖温泉と名物「わかさいも」が有名な所でもあります。
「わかさいも」に関してはこちらをどうぞ(漫画で分かりやすくなっています)。

今回、最初の計画では洞爺湖温泉に寄る予定ではありませんでした。
実は今、娘の小学校で流行っている漫画「銀魂」なるものがありまして、
その主人公が所持している木刀に「洞爺湖」と書いてあるのです。
また、洞爺湖温泉のとある土産屋で「洞爺湖」と彫ってある木刀の販売も行っているのです。
「可能なら寄りたい」と娘の切望でダイヤを調整しました。少々苦労しましたが・・・。

駅名標
洞爺駅構内。
函館方面を臨む。
洞爺湖駅スタンプ。
下のはチデジカじゃないよ。
札幌方面を臨む
2008年にサミットが開催されましたっけ。
観光案内図
洞爺湖駅外観。
2004年に新築されています。
洞爺湖温泉マスコット、
洞龍(とうろん)君がお出迎え。
日本語・英語・広東語・韓国語
こんな所にも「鉄子の旅」が!

洞爺湖温泉行きのバス発車まで1時間近く。駅前で昼食を済まそうと辺りを見回します。が、何もないです(笑)
駅弁の売店も閉まっているし(昼時なのに何故に?)。
ネットで駅前情報は聞いていましたが、ホント何もないです。
駅前に食堂らしき建物があったのでそこで昼食を。その名も「山川食堂」。取って付けたような名前です。
それにしても暑い。北海道とは思えない強烈な日差し。早く冷房の効いたところで昼食にしたい物だ。

 ぽつんと佇む貴重な食堂。有名な駅なのに駅前は鄙びています。

店内に入る。窓全開+扇風機(T_T)。普段はクーラーなんか要らない土地柄なんだろうなぁ。
しょうがなく扇風機の前のテーブルに陣取る。もはやホットなメニューなんざ注文する気にもなれない。
「ざるそば4つ」。瞬時に家族の意見が一致した(笑)
 数分後に出てきたざるそば。無難な味でした。

暑い店内で冷えたざるそばも悪くない気がしました。サラッと食して駅の待合室に戻ります。
駅構内は天井も高く、ある程度の風抜けもあり、そんなに暑くは感じないです。
待つこと十数分、バスが入線してきたのでバス乗り場に向かいます。
 洞爺駅前バス乗り場。軒があるので強烈な日差しは避けられました。

バスに乗車。・・・窓全開。やっぱり普段はクーラーなんか要らない土地柄なんだろうなぁ(T_T)
12:25定刻にバス発車。乗車時間18分の移動です。
 バスに乗車しながら洞爺駅脇の踏切から見た「スーパー北斗7号」。後ろの建物は洞爺町役場。

洞爺湖温泉はここから山岳地帯に向かうため自然と標高が高くなります。
従って高原のような風が吹き、それが窓から入ってきて何と気持ちの良いことか。
 考えてみれば窓全開のバス旅なんて滅多に味わえる物じゃないですよね。

山を登り切った後、一気に視界が開けます。眼下には洞爺湖が。
 遠くに見えるのは洞爺湖温泉街。

洞爺湖温泉に12:43着。今日の目的は温泉ではなくあくまでも「銀魂」の木刀購入。
しかしこれだけの温泉街で「湯」を味わわずに帰ってしまったのでは勿体ない。
調べてみると街のあちこちに足湯があるそうなので、日帰り入浴はせずに足湯を楽しむことにしました。
まずはバスターミナル前のレンタサイクルで自転車を借ります。
特定の範囲ならレンタカーより安価で、機動性に優れるので重宝しますよね。

洞爺湖温泉の代表的な足湯として「洞龍の湯」というのがあります。

洞龍の湯
洞龍君と一緒に記念写真。
足湯の中央に洞龍君が君臨しています。
デフォルメされていて可愛い?
洞爺湖畔より「中島」を臨む。
昔はここまで「洞爺湖電鉄」といった
鉄道が走っていました。
2008年にサミットが開催された、
ザ・ウィンザーホテル洞爺が見えます。

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